航空自衛隊からIT業界へ。
ネットワークのプロを目指して。
経歴やこの業界に入った
きっかけを教えてください。
職歴としてはSCS(商工中金情報システム)で3社目になりますが、過去に航空自衛隊に勤めていたこともありました。
航空自衛隊ではレーダー監視と、ITとは縁遠い仕事をしておりましたが、元々サーバー等に興味がありましたので、自分で色々と調べていく中でネットワークの管理保守やITの仕事に興味を持ったのがITの業界に入ったきっかけですね。
現在の部署や業務内容について教えてください。
所属はインフラエンジニアリング部第四課で、メンバーは7名です。部署全体では30人ほどの組織になります。
私は「商工中金ネットワーク」という大規模なシステムに関わる業務を担当しており、日々の監視や運用、障害対応、ベンダーとの調整などが主な仕事です。また、ネットワークだけでなく、今後はクラウド移行のプロジェクトにも関わっていく予定で、AWSやAzureといった新しい技術への対応も求められています。
※)AWSとはAmazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称。仮想サーバーやストレージ、データベースなどのサービスを提供しており、幅広い用途で利用されています。
※)Microsoft Azure(アジュール)とは、マイクロソフトが提供するクラウドコンピューティングサービスで、100以上のサービスを提供しています。マイクロソフト製だけでなく、サードパーティ製のプログラミング言語やツール、フレームワークにも対応しています。
大変だと感じることはありますか?
ネットワークは非常に広い領域で、覚えることが多い点が大変だと感じます。実際に現場で使われているシステムや技術は多岐にわたり、日々勉強が必要です。また、障害対応などは緊急性も高いため、冷静な判断力や正確な対応が求められます。
業務上で意識していることは何ですか?
ネットワークの仕組みや通信の流れを自分自身が理解するまで落とし込むことを大切にしています。
また、インフラエンジニアリング部内で業務時間中に勉強会が開催されており、担当業務の内容を共有し合う中で知識を深めています。新人への説明やチーム内の情報共有にも活用される重要な学びの場として積極的な意見交換がなされています。
最近、力を入れていることはありますか?
現在は「基本情報技術者試験」の取得に向けて勉強中です。資格は給与にも反映されるためモチベーションの一つになっていますが、それ以上に自分のスキルを客観的に証明する手段として価値を感じています。プライベートでは車を購入し、埼玉や群馬へのドライブを楽しむのが最近の気分転換になっています。

安定した環境で、
次世代のITスキルを磨く。
キャリア採用を考えている人に向けて、
何かやっておいた方がいいことがあれば
教えてください。
興味を持った事象に対し、「自ら調べる」という習慣を身につけておくとよいと思います。弊社は金融系システム会社ですので、例えば金融業界について最低限の用語や、ビジネスの仕組みといったところでしょうか。
社員の皆さんはフレンドリーな方が多いので、業務上で分からないことがあったりしても聞きやすくとても助かっているのですが、それとは別に自分自身で調べて理解を深めることが大事だと思います。もちろん私自身も後輩に対して質問されることがありますので、その際はしっかりと説明できるよう、業務について改めて理解を深めておきたいなというところです。
あとは資格を持っていた方がよいと感じることがあります。
特にSCSでは重視されるので、持っておくとアピールになると思いますよ。
商工中金情報システムの魅力は?
個人的な話になりますが、以前より給与がアップしたのと、業務時間が短くなった点ですね。
前職は客先常駐の企業でしたので、現場によっては勤務時間が不規則で読めないところもあり、自分で一日のスケジュールを決められないことも多かったです。
あとは契約形態上、どうしても業務内容が毎回変わってしまうので、なかなかスキルが身に付きづらいと感じていました。
一方でSCSでは、インフラエンジニアリング部で「ネットワークの管理」という、ある程度固定された環境の中での勤務ですので、続ければ続けた分だけ自分の知識や経験が積み重なっていると感じています。